中を開けると家族や大切な人たちとの思い出がつまった写真に当時の思いがこみ上げてきたり、懐かしくなったりと様々な思いを呼び起こされる経験をされる方も多いはず。
しかし、そんな思い出の詰まった写真やアルバムも全てをいつまでも保管しておくのは難しく処分に困ってしまう方もたくさんおられると思います。
そんな写真やアルバムの処分について今回ご紹介させていただきたいと思います。
◎アルバム(写真)を処分する5つの方法
①可燃ごみとして出す
写真やアルバム、ネガフィルムなどは基本的に自治体の可燃ごみに出すことが可能です。
アルバムは紙材で出来ているものが多いですが、再利用できるものではないため資源ごみではなく、可燃ごみで出して処分することができます。
ただし、アルバムには金属部分が付いているものもあり、この金属部分は不燃ゴミとなりますので、分解してから可燃ごみに出すようにしましょう。
②自治体のゴミ処理場に持ち込む
自分で自治体のゴミ処理場に連絡し、ゴミ処理場に持ち込んで処理をすることもできます。
自治体によって、予約が必要なのかなど受付方法などが異なってきますので、事前に自治体に連絡を入れて聞いておくのがよいでしょう。
③機密処理廃棄サービス業者に依頼する
アルバムの写真の中には重要な機密情報を含んだものがある場合もあります。そのような情報が洩れるのを防ぎつつ大量の写真やアルバムを処分したいときは、機密文書廃棄サービスを提供している業者を利用することもできます。
機密文書廃棄サービスは、企業などの重要な情報が含まれた書類などの処分作業も行っているため個人情報等が洩れることなく処分してもらうことが可能です。
しかし、依頼する業者によっては、個人からの依頼を受け付けていない場合もあるので業者に問い合わせが必要です。
④神社やお寺でお焚き上げしてもらう
人によっては、家族や友人との大切な思い出がつまった写真、人が映っている写真を捨てるということに抵抗を感じる方も中にはいるでしょう。
そのような場合は、神社やお寺でお焚き上げしてもらう処分方法があります。
お焚き上げは、写真をはじめ人形など思いのこもった捨てにくいものを燃やして浄化し供養してもらうことができます。
供養してもらうということで、気持ちも楽にして処分してもらえるという点がメリットといえるでしょう。
ただし、どこの神社やお寺でもしているわけではないので、お焚き上げをしているかどうかは事前にインターネットで調べたり、神社やお寺に問い合わせしたりする必要があります。
また、神社やお寺にお願いするため費用がかかることも視野にいれておきましょう。
⑤不用品回収、遺品整理業者に依頼する
実家の片付け、生前整理、遺品整理などの中での作業となると何十年も前からの写真やアルバムが出てくることもあります。そうなると自分だけでは処分しきれないほどの写真やアルバムの量になってくるでしょう。
そのような大量のアルバム、写真を処分したいときには、不用品回収業者や遺品整理業者に依頼することもおすすめです。これらの業者は、依頼すればすぐに対応してくれるため処分を急ぐ場合はとても助かるでしょう。
また、アルバムや写真以外にも処分したい不用品などがあれば一緒に処分もお願いできるので便利です。
しかし、業者の中には見積りで安い金額を打ち出し、後で高額な請求をしてくる悪徳業者もいます。
業者を依頼するときにはそのような費用の安さに惑わされず、しっかりと適切な見積りを出し作業を行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。
以上のように写真やアルバムを処分する方法をご紹介させていただきましたが、処分をする際には個人情報の漏洩に注意しないといけません。
可燃ごみや自治体のゴミ処理場に持ち込むときにもそのまま袋に入れて捨てるだけでは、袋が破れるなどして第三者の目に触れてしまう可能性もあります。
ゴミとして出す前に情報漏洩を防ぐ方法として
・シュレッダーなどで裁断する
・写真をまとめて封筒や紙などに包んでから処分する
・漂白剤につける(インクが溶けて写真の内容が分からなくなる)
など、個人でも工夫できる方法があります。
写真やアルバムを処分するときには、思い入れの強いものも中にはあり、処分に迷うこともあるでしょう。
一度処分してしまうと二度と思い出の写真は戻ってきません。後悔のないように本当に必要な写真は残しておくのもよいでしょう。
次回はそんな思い出の写真を残す方法をご紹介したいと思います。