2024.07.24ブログ

終活における片付けはどうやって進めるの?

少子高齢化が進む現代、過去には新流行語大賞にも選ばれた『終活』。今では早い人では20代からでも終活を始めて自分のこれからの人生をよりよく生きるために、さまざまな整理整頓をしている人も出てきました。

そんな終活における片付けについてご紹介したいと思います。


◎終活とは


終活とは、よりよい人生の最期について考える活動のことで、活動の内容については人によってさまざまです。

主に自分の遺産相続のこと(遺言書の作成や財産の整理)、医療や介護のこと、お墓や葬儀の準備、その他身辺整理などがあります。

終活は周りの人のためだけに行うのではなく、自身が前向きな人生を送るためにも有意義な活動といえるでしょう。

 

◎終活をするメリット


*家族や周りの人への負担を軽減できる


あなたが身の回りや自宅の片づけを全くしないまま亡くなってしまうと、残された家族が代わりに片付けをしなくてはなりません。終活の一環として片付けをしておけば、家族や周りの人へ迷惑をかけることもなく、負担も軽減できます。

また、相続や財産などに関わる書類などもある程度自宅の片付けをし管理しておくことで、家族が手続きの際に苦労して探す必要もなくなります。

残しておきたい貴金属や財産は少しづつでも片付けをして整理をしておきましょう。

 

*住環境を整えゴミ屋敷化を防ぐ


終活のメリットのひとつとして、住んでいる環境を整えられるということがあります。高齢になってくると歳とともに体力や足腰の筋力も低下してきます。そうなってくると、部屋の中が散らかっていたり通り道に物が置いてあったりすると転倒のリスクにもつながります。

また、物が多く片付けられなくなってくるとゴミ屋敷化してくる場合もあるでしょう。

終活の中で部屋の片づけを行っておくと、住環境を整え安全で安心できる生活を送ることもできます。


*身辺整理にかかる費用を抑えることができる


早い段階から片付けを始めておくと身辺整理にかかる費用を抑えることができます。歳をとり体力が衰えてくると思うように身体が動かなくなるため片付けも進まなくなるでしょう。自身で片付けが困難になると業者に依頼する機会が増えることになります。

亡くなった後も残された家族が片付けを業者に依頼する場合もあります。予め片付けを済ませていれば、自身にも家族にもかかる経済的な負担も軽減できます。


*人生を振り返るきっかけとなる


終活をする中で、過去の写真や日記、大切にしていた物などに触れる機会も出てくるでしょう。それらを整理整頓することでこれまでの人生を振り返ることができます。思い出の整理をつけながら部屋の片づけをして綺麗になるだけでなく、新たな気持ちでこれからの人生に向き合うことができるでしょう。

 

◎終活としての片付けの方法


終活における片付けは普段の掃除などとは違うためどうすればいいのか戸惑うこともあるかもしれません。終活での片付けは段取りを考えて周りのものを整理していくことが大切です。

 

*必要なもの、不要なものに仕分ける


まずは、押入れや物置などにしまい込んでいた荷物を必要なものと不要なものに仕分けていきます。

このときに重要なのは『不要なものを手放す』という意志をもって、今後の自身の人生に役立つものなのかどうかを見極めて仕分けていきましょう。

3年以上使っていないもの、存在を忘れていたようなものは思い切って処分するなど基準を決めておくと作業もはかどります。

どうしても仕分けの判断がつかない場合は、保留用の箱を作って入れていきます。目につきやすい場所にしばらく置いておき時間が経って本当に今後必要なものなのかを改めて考えてみるとよいでしょう。


*必要なものを収納する


必要なもの、不要なものの仕分けが済んだら『必要なもの』の収納をします。使う頻度などを考慮しながら配置して収納していきましょう。

頻繁に使用するものは、手が届きやすくて片付けやすい場所に、使う頻度の低いものは押入れの奥や高い所など手が届きにくい場所に収納するとよいでしょう。

 

*不要なものを処分する


必要なものが収納できたら、不要なものを処分していきましょう。自治体の分類方法を確認し、回収されないものはゴミ処理施設へ持ち込んだり、業者に依頼したりすることもできます。

リサイクル、リユースとして使えそうなものはリサイクルショップにで買い取ってもらったり、知り合いに譲ったりするのもよいでしょう。

 

*デジタルデータを整理する


スマホやインターネットの普及によりデジタルデータの整理も大切になってきています。デジタルデータとは、携帯電話やパソコンに入っている写真や個人情報などのことです。

不要なデータが削除できていなかったり、必要なデータがいざというときに取り出せなかったりすると、家族が判断や処分に困る場合があります。できる内からデジタルデータの仕分けもしておきましょう。

 

*貴重品をまとめる


終活においての片付けでは、貴重品の整理も必要です。健康保険証、預貯金通帳や年金手帳などは一か所にまとめておくのがよいでしょう。相続の対象となるような貴重品は、家族が片付ける際に見つけやすい場所にまとめてしまっておくのがよいでしょう。



終活と一口にいっても片付けだけではく、さまざまな作業や活動があります。そのうちのひとつとして自身の身の回りの片付けを始めることで、自身も整った環境で健やかに生活を送ることができ、家族や周りの人への負担も最小限に抑えることができます。ぜひ、終活を考えられている方は片付けの参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

 

 
株式会社ベストサーブ
お問い合わせ