2024.08.04ブログ

空き家を処分したい!②処分の流れ

前回は空き家を処分するときの処分方法についてご紹介させていただきました。

今回は、処分を決めたときにどのような流れで処分を進めたらよいかなどをご紹介させていただきます。


◎空き家を処分する流れ


①空き家の家財や遺品の片付け、処分をしましょう


まずは空き家の中にある家財や遺品の片付け、処分をしておきましょう。不用品の処分や掃除、修繕など物件の売却等に向けて準備をしておく必要があります。

家財処分や片付けなどの必要に応じて業者に依頼して進めることも可能です。

また、そのような業者の中には不用品の買取も行っている業者もあるので、買い取ってもらえる物があれば処分費用の足しにもできるかもしれません。

 

②査定を依頼しましょう


前回空き家の処分の方法として『売却』『無償譲渡』『有効活用』の3つの方法をご紹介しました。

これらのうちの『売却』の方法で処分をする場合、まずは仲介売却(不動産会社の仲介を得て第三者に売却する方法)を考えてみましょう。

はじめから買取や無償譲渡を選択してしまうと自分から売却価値を下げてしまうことになります。

不動産会社に査定を依頼すると、空き家をどのくらいで売却できそうかという価格の目安を出してもらうことが可能です。また、そのまま建物を残したままで売却できるのか、更地にしてからの方が良いのかなどの相談もできます。

査定を依頼する場合は、1社だけではなく、必ず3社以上の複数の不動産会社に一括で依頼することをお勧めします。複数の不動産会社の査定金額を比べることで相場の価格をつかむことができます。


③売却活動をはじめる


査定金額が分かったら、媒介契約を結び売却活動を開始します。

『立地条件が悪かったり、物件が古かったりするとなかなか買い手が見つからない可能性がある』と不動産会社から言われるかもしれません。もし、時間的にゆとりがある場合は、購入希望者が現れるまでようすを見るのもよいでしょう。

しかし、売却活動をはじめてもどうしても買い手が現れなければ次のステップに移るしかありません。

 

④売れない場合は、買取や譲渡も検討する


なかなか空き家の購入希望者が現れない場合は、売却価格の値下げをするか不動産会社に直接空き家を買い取ってもらうことや第三者への無償譲渡も検討してみましょう。

買取の場合、通常の売却よりも5~8割程の価格に下がってしまうといわれています。しかし買取の場合は、価格が下がることになりますが、多少古い物件であっても買い取ってもらえることはメリットといえます。



上記①~④のステップを踏んで空き家の処分が完了となります。

空き家の状態や立地によって売却できるかどうか、費用の大小なども違ってきます。

親から相続した実家など、空き家の処分を考えないといけなくなった方の少しでもお役に立てたら幸いです。

 

 
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