2024.10.21ブログ

使えなくなったパソコンを処分したい。処分方法と注意すべきこととは?

今となっては仕事だけでなく、日常の様々な娯楽など暮らしの中で欠かせないものの一つとなっているパソコン。次々と新しいモデルが出たり、長年使い込んだりしてそろそろ新しいパソコンをと考えたときに古いパソコンの処分を考えます。

しかしいざ処分と思っても、どうやって処分していいのか正しい処分の仕方を知らない方も意外と多いのではないでしょうか。

パソコンは『資源有効利用促進法』によって自治体のゴミでは捨てることが禁止されているため他の廃棄物と同様に捨てることができません。間違って自治体のゴミと一緒に捨ててしまうと条例違反になってしまいます。

今回は意外と分からないパソコンの処分の方法についてご紹介させていただきたいと思います。

 

◎パソコンの処分の方法


*パソコンメーカーに回収してもらう

パソコンの各メーカーには資源有効利用促進法によって、パソコンを回収義務が伴います。大手メーカーのパソコンには『リサイクルマーク』がついていれば、メーカーに連絡すると本体や付属品ごとメーカーが無償で回収してくれます。

メーカーの多くはデータの消去するサービスは行っていないようですが、回収されたハードディスクは大多数が粉砕されるので個人情報の流出や悪用はほぼ心配ないでしょう。しかし、念には念を入れてご自身でもデータを消去しておくと確実です。

 

*自治体の回収ボックスを利用する

各地域の市役所の出入口や大型ショッピングモールの中など小型家電の無料回収ができる回収ボックスを設けている自治体が増えています。

主にドライヤーやロボット掃除機、携帯電話などが対象となっているようですが、ボックスに入れば、ノートパソコンやプリンターなども廃棄の対象とされている場合も多いようです。

データの消去は回収後に行ってくれる自治体もあるかもしれませんが、ボックスに入れてから回収されるまでに誰かに持ち去られる危険もあるため自分でデータの消去をしてからボックスに入れるのがよいでしょう。

また、パソコンの処分費用や回収方法、処分に対応している製品などは各自治体によって異なるため予め住んでいる地域の自治体のホームページなどで確認しておきましょう。



*家電量販店などで無料回収サービスを利用する

新しいパソコンの買い替えの際に古いパソコンを処分したい場合は、家電量販店やパソコン専門店の下取りサービスを利用することもできます。下取りしてもらうことで新たに購入するパソコンが値引きしてもらえることも多いので便利です。

また、買い替えの予定がない場合でも家電量販店やパソコン専門店によってはパソコンの無料回収サービスを行っている所もあります。郵送するだけでパソコンを無料で回収・処分してくれるサービスで手間をかけないでパソコンを処分したい方には有効な方法です。

郵送する前に自分でデータの消去をする必要がある場合も多いですが、お店によってはデータの消去やハードディスクの破壊を行ってくれその証明書の発行もしてくれます。

 

 

*中古買取店に買い取ってもらう

比較的製造年月日の新しい製品や人気のパソコンで使えそうなものである場合は、中古買取店に依頼して買い取ってもらうこともできます。リサイクルショップよりもパソコンの買取専門店の方が専門知識をもったスタッフが買取金額を提示してくれる場合が多いので専門店に買い取ってもらうことをおすすめします。

また、データの消去を行っているお店も多いですが、事前にお店に確認しておくと不安なく買い取ってもらえます。



*不用品回収業者に依頼する

引っ越しの期日がせまっていたり、パソコン周り以外にも処分したいものがたくさんある場合などには、不用品回収業者に依頼して回収してもらう方法がおすすめです。

不用品回収業者に依頼すると多少なりとも費用はかかりますが、他にも処分したいものがある場合には分別や梱包なども業者がしてくれます。また、夜間や土日でも回収にきてもらえるため急いで片付けをしたい方、仕事などで忙しい方にとっては手間をかけずに一気に片付く便利な方法です。

ただし、業者によっては個人情報を悪用しようとしたり、回収したものを不法投棄したりする悪徳や業者もいるため注意しましょう。業者を選ぶときには信頼できる業者を見極める必要があります。

 

◎パソコンを処分するときに注意することとは?


パソコンには個人情報を含め大量のデータが保存されています。そのためパソコンを処分する前にはパソコンの内部に残っている情報は完全に消去しておく必要があります。パソコンのデータを消去する方法をいくつかご紹介させていただきます。



*ソフトウェアを使用してデータを消去する

データ消去するための専用のソフトがあります。この専用ソフトで無意味なデータを大量に上書きすることで元のデータが読み込めなくなります。ただし、データを消去した後もハードディスクは使えるので復元ソフトを使ってデータを読み取られてしまう危険があるのがデメリットです。

 

*ハードディスクを物理的に破壊する

パソコン内部のハードディスクを物理的に破壊する方法です。データを確実に読み取れなくできるので安全性としては最も高い方法といえます。しかし、破壊するためにはハードディスク破壊機を利用するかハードディスク破壊サービスをしている業者やショップに依頼するのがよいでしょう。

 

*磁気でハードディスクを破壊する

ハードディスクの内部は強い磁気を当てて破壊し、読み込みできなくすることもできます。この方法には専用の機材が必要になるため専門業者に依頼する必要があります。

 



 

※処分をする際には、処分やデータの消去だけでなくバックアップのことも考えておきましょう。新しいパソコンを買い替えた際にはデータの移行が必要になります。データの移行には専用ソフトやUSBメモリ、外付けのハードディスクを活用して行うことが可能です。
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